米陰謀説まで…世界では意外な理由で「ポケモンＧＯ」の禁止が求められている

7月6日にリリースされて以降、「社会現象」という言葉が誇張でなくなるほど欧米で大流行しているゲームアプリ『PokemonGO』

位置情報を活用することにより、現実世界そのものを舞台として、ポケモンを捕まえたり、交換したり、バトルしたりする

本作品のニュースはすでに多くの人が目にしていることだろう。

間もなく日本でもサービスインが予定されている「ポケモンGO」。

菅義偉官房長官は２１日午前の記者会見で、任天堂などが開発したスマートフォン向けゲーム「ポケモンＧＯ（ゴー）」で安全上の問題が出ていることに関し、

「公共マナーや安全性にいろんな懸念を持たれる方もいることは承知している」と述べ、使用する際の注意を呼び掛けた。

海外で公共マナーや安全性が懸念されていることにも触れ「スマホを安全に使って頂くために注意喚起をしたい」と表明

一方で「わが国のコンテンツが海外で親しまれているのは喜ばしく、今後も海外展開をしっかり支援していく」と述べた。

「ポケモンＧＯ（ゴー）」について、ロシアでは「米国の特殊機関がスパイ活動のために開発した」と見なし、国家の安全保障を揺るがす恐れがある“陰謀”だとして、禁止を求める動きが出ている。

２０日のインタファクス通信によると、ロシア下院の共産党議員は、ポケモンＧＯが最先端の戦争で米国を利するために使われ、利用者のスマートフォンの撮影情報がスパイに悪用され得ると主張。

ロシア消費者権利保護・福祉監督庁は２０日、ポケモンＧＯの心理的影響について学者から見解を聞き、近く勧告を出す見通し

プーチン政権はこの勧告に基づき、禁止するかどうか決める可能性がある。

世界中で話題となっているスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO（Pokemon Go）」は、トルコでも人気を集めているものの、

モスク（礼拝所）でもゲームに興じる人がいたことを受けて、ゲームは「人々が礼拝を行う場所の重要性や価値をおとしめている」と非難。

イスラム教指導者たちが現実世界にゲームを重ね合わせるこのゲームが、「イスラム教を侮辱することにつながる」として、禁止を要求しているという。

サウジアラビアの聖職者組織は、スマートフォン向けゲーム「ポケモンＧＯ（ゴー）」が各国でヒットしていることを受け、ポケモンを禁じた２００１年のファトワ（宗教令）を再発令した。

宗教令はポケモンＧＯに関し、ギャンブル性がある上、キャラクターがイスラム教で認められていないダーウィンの進化論に基づいているようだと指摘。

ゲーム中で使われているシンボルマークが神道、キリスト教、フリーメイソン、シオニズム（ユダヤ主義）を助長するとも述べている。

インドネシア当局は、全国の警察官に対して勤務中にスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO（Pokemon Go）」をプレーすることを禁じる通告

近いうちに軍関係者にも同様の通告が出される。

国軍は、軍敷地内の施設が「ポケモンＧＯ」でむやみに撮影されることを警戒。

利用者に混じり、外国のスパイが立ち入り制限区域に入ることも懸念しており、国軍報道官は禁止令について「われわれの基地を守るための措置だ」と話し

ポケモンGOは安全保障上の脅威になる可能性があるとの懸念を示している。